湯本ペットクリニック取組みと実績

学会誌掲載論文（2002から）

日本獣医師会雑誌　vol.57.1.41－45．2004

■ 原著　高齢犬の重度歯周病に対する治療ならびに歯周病関連細菌の分離

研究者：湯本哲夫　小和田友美　角矢布優　枩本隆志　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

重度の歯周病を認めた11歳～17歳の高齢犬10 症例について、イソフルレンを用いた全身麻酔下で歯垢・歯石の除去、抜歯および歯周ポケットの除去による歯科学的処置と抗菌剤による治療を行った。その結果、抗菌剤投与のみで治療を行った対照群19症例と比較して、試験群では歯肉の発赤、腫脹、出血、排膿など歯周病の程度が改善され、元気・食欲が維持され、体重の増加も認められた。また、重度歯周病に対する抗菌剤投与は、対象犬の臨床経過、菌分離および薬剤感受性成績から系統の異なる２剤併用が有効と考えられた。

日本獣医師会雑誌　vol.56.3.161－165．2003

■ 猫の膿胸６症例における分離嫌気性細菌の薬剤感受性に基づく薬剤選択の治療効果

研究者：湯本哲夫　小和田友美　角矢布優　枩本隆志　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

猫の脳胸6症例において、胸腔膿汁より分離した嫌気性および通性嫌気性細菌の薬剤感受性成績に基づいて選択した抗菌剤を用いて、投与ならびに胸腔洗浄を行った。その結果、いずれの症例も洗浄治療日数は３～７日と短縮し、早期に回復治癒し、さらに再発は認められず予後は良好であった。胸腔膿汁より分離された菌種は８種類であり、口腔内常在菌あるいは皮下膿瘍分離菌と類似した。

日本獣医師会雑誌　vol.55.1.31－34．2002

■ 犬の大腿部筋肉内に発生した平滑筋肉腫の１例

研究者：湯本哲夫　藤田桂一　山村穂積　佐藤常男　酒井健夫

後肢跛行を呈した5歳、雄のゴールデン・レトリーバーの右大腿部内側内腫瘤の全摘出を行った。症例は、術後7日目には歩様がおおむね正常に服したが、 4周後に再び腫瘤の発生が認められたので6週後に再摘出を試みた。しかし腫瘤は大腿動・静脈および大腿骨を取り囲むように生じていたため、全摘出は出来ず、症例は再手術から3週間後に呼吸困難を呈して死亡した。摘出組織の病理学的検査によって平滑筋肉腫と診断され、肺、肝臓、心臓、横隔膜、腎臓、前立腺に転移が認められた。

動物臨床医学　vol.12.4.187-190．2004

■ 症例　骨盤腔内に生じた平滑筋腫により排便困難を呈した犬の一例

研究者：宇野雄博　湯本哲夫　金刺祐一郎　片桐麻紀子　余戸庄作　佐藤常雄　山村穂積　酒井健夫

各学会、年次大会　-　Proceeding（2002から）

日本獣医臨床病理学会2004年次大会　Proceedings (2004・2・21-22）

■ 犬の歯肉炎および歯周炎に対する炭酸ガスレーザーの臨床応用

研究者：湯本哲夫　柴藤哲生　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

平成15年度日本獣医師会学会年次大会（横浜）　 Proceedings(2004・2・10）

■ 重度貧血を伴った犬の肝細胞癌の一例

研究者：湯本哲夫、藤田桂一、山村穂積、酒井健夫

第24回　動物臨床医学会年次大会　Proceedings （2003・11・15-16）

■ 院内における多剤耐性菌調査一５　分離ＭＲＳＡの遺伝子検索

研究者：湯本哲夫　枩本隆志　紫藤哲生　岩上由美子　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

■ 犬の歯肉炎および歯周炎に対する炭酸ガスレーザーの臨床応用

研究者：湯本哲夫　枩本隆志　紫藤哲生　岩上由美子　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

平成15年度日本小動物獣医学会（群馬）　 Proceedings(2003・9・14）

■ 院内における多剤耐性菌調査-5　分離ＭＲＳＡの遺伝子検索

研究者：湯本哲夫　枩本隆志　紫藤哲生　岩上由美子　藤田桂一　山村穂積　佐藤常男　酒井健夫

8th World Veterinary Dental Congress 第8回世界獣医歯科大会　Proceedings 　(2003・7・11-13)

■ Antimicrobial Susceptibility of Bacteria Isolated from Periodontal Pockets and Peripheral Blood in Dogs with Periodontitis

研究者：Tetsuo Yumoto, Keiichi Fuijita, Hozumi Yamamura, Takeo Sakai

日本獣医臨床病理学会2003年次大会　Proceedings 　(2003・2・22-23）

■ 歯周病罹患犬における歯周ポケットからの分離菌種とその薬剤感受性試験成績

研究者：湯本哲夫　枩本隆志　紫藤哲生　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

平成14年度日本小動物獣医学会年次大会（沖縄）Proceedings (2003・2・7-9）

■ 重度貧血を伴った猫の子宮捻転の一例

研究者：湯本哲夫　小和田友美　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

第23回　動物臨床医学会年次大会　Proceedings（2002・11・16-17）

■ 犬の巨大化した潜在精巣腫瘍の一例

研究者：湯本哲夫　小和田友美　枩本隆志　紫藤哲生　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

■ 猫の鼻腔腺癌の一例
- 歯周病罹患犬における歯周ポケットからの分離菌種とその薬剤感受性試験成績 -

研究者：枩本隆志　湯本哲夫　小和田友美　紫藤哲生　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

平成14年度日本小動物獣医学会（関東）　Proceedings　(2002・9・12）

■ 犬の大腿部筋肉内に発生した平滑筋肉腫の１例

研究者：湯本哲夫　藤田桂一　山村穂積　佐藤常男　酒井健夫

日本獣医臨床病理学会2002大会　Proceedings　(2002・2・23～24）

■ 犬歯周病関連細菌と処置直後の末梢静脈血における分離菌の検討

研究者：湯本哲夫　小和田友美　角矢布優　枩本隆志　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

第22回　動物臨床医学会年次大会　Proceedings　Nov．17-18、2001

■ 高クレアチニン血症を7ヶ月間呈した慢性腎不全若齢犬の一例

研究者：湯本哲夫　小和田友美　角矢布優　枩本隆志　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

■ 手根部に発生した犬の滑膜肉腫の一例

研究者：枩本隆志　小和田友美　角矢布優　湯本哲夫　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

■ 犬歯周病細菌と処置直後の末梢静脈血における分離菌の検討

研究者：湯本哲夫　小和田友美　角矢布優　枩本隆志　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

■ 院内多剤耐性菌調査
- 犬・猫の３症例からの多剤耐性ブドウ球菌の検出 -

研究者：小和田友美　角矢布優　枩本隆志　湯本哲夫　藤田桂一　山村穂積　酒井健夫

日本動物看護学会誌（Animal Nursing）Vol.3、Vol4　1999

看護学会誌掲載論文

日本動物看護学会誌（Animal Nursing）Vol.5,6合併号　2001

■ 技術情報　院内衛生環境調査と対策
　 --その1　落下および付着細菌の調査と対策　手指消毒・環境消毒

研究者：広瀬雅子・川上早苗・井上裕美子・中村亜希子・湯本哲夫

日本動物看護学会誌（Animal Nursing）Vol.8、No.2　2004

■ 動物看護・短報　院内衛生環境調査と対策
　 --その4　病院スタッフの鼻腔内細菌調査?

研究者：広瀬雅子・川上早苗・井上裕美子・剣持妙子・湯本哲夫

看護学会報告

第20回　動物臨床医学会年次大会　日本動物看護学会　Proceedings（1999・11.20-21）

■ 一般講演：　院内衛生環境調査と対策
　 --その1落下および付着細菌の調査と対策　手指消毒・環境消毒

研究者：広瀬雅子・川上早苗・井上裕美子・中村亜希子・湯本哲夫

第21回　動物臨床医学会年次大会　日本動物看護学会　Proceedings（2000・11.18-19）

■ 一般講演：　院内衛生環境調査と対策
　 --その2　手指消毒の意義を見直す

研究者：川上早苗・広瀬雅子・井上裕美子・平朋子・湯本哲夫

第22回　動物臨床医学会年次大会　日本動物看護学会　Proceedings（2001・11.17-18）

■ 一般講演：　院内衛生環境調査と対策
　 --その3　手指消毒（強酸性電解水・中性電解水）

研究者：井上裕美子・川上早苗・広瀬雅子・平朋子・湯本哲夫

第23回　動物臨床医学会年次大会　日本動物看護学会　Proceedings（2002・11.16-17）

■ 一般講演：　院内衛生環境調査と対策
　 --その4　病院スタッフの鼻腔内細菌調査

研究者：広瀬雅子・川上早苗・井上裕美子・剣持妙子・湯本哲夫

第24回　動物臨床医学会年次大会　日本動物看護学会　Proceedings（2003・11.15-16）

■ 一般講演：　院内衛生環境調査と対策
　 --その5　静脈留置部位の細菌汚染に関する調査

研究者：井上裕美子・広瀬雅子・川上早苗・剣持妙子・八十島利恵・湯本哲夫